お金のこと

Saymeの社会人3年目から1500万円貯蓄までのお金の歴史Part8

さて、これで4回目の引っ越しです。
お金は減りましたが
とうとう離婚できて
ようやく気持ちが軽くなりました。(^^)

離婚後に引っ越した新しいおうち
4000万円の家は快適でした。

前の家の庭よりも少しだけ小さくなりましたが
手入れがしやすく、トランポリンやBBQもできますし、
ガーデニングもできます。
1階のリビングもキッチンも広く、お風呂とワークルームと
ランドリーもあり、

2階のメインのベッドルームには天窓付きのシャワールームとトイレがあり
夜中にトイレから南十字星や人工衛星が見えました。
他にゲストルーム1つ、その向かいにもバスタブとシャワールーム
娘の部屋は車庫の真上にあり、屋根裏っぽい斜めの天井に
お姫様のようにベッドに天蓋をつけてやりました。

小さくなったと言っても、坪数にすると230坪くらいはありました。

でも毎日仕事が忙しかったので
なかなか遊んでやれず、辛かったです。
なので、お姫様ベッドより、私と同じベッド
(クィーンサイズでしたし)で
一緒に寝ることも多かったです。

仕事が終わったら、会社のスタッフや留学生を呼んで
BBQや、料理をふるまったり、
パーティをしたり、楽しく過ごすように心がけていましたので
そんなに寂しくはなかったと思いますが、

自分自身の気持ちのどこかに
「申し訳ない」っていうのがあったのだと思います。

しかし、

以前にお話ししたように、9.11のテロの恐怖は少しずつ癒え、
アメリカ、カナダ、イギリスへの留学もだんだん元に戻り、

オーストラリア、ニュージーランドへの人の足はすこしずつ
落ち着いてきました。

しかし、
生活は完全に元に戻すわけにはいきません。
オフィスも大きくなり、スタッフも増えました。
家のローンもあります。

現地からいろんな留学の仕方をアプローチして
どこへ行くか迷っている人を確保するようなビジネスへ
シフト変更するような提案を常に考えるように
なっていきました。

ニューヨークやロンドンに留学すると、
周りが刺激的で
ただ過ごしているだけでも触発されることがたくさんあります。

私が若かった時に刺激を受けたのもニューヨークでした(^^)

でも、そんなところに行きたい人ではない人達
あるいはそういう場所は苦手だけど
自分から何をどう楽しめばいいのかわからないというような
人たちに、
こんなことができます。
こんな楽しみを一緒に見つけよう、
日本ではできなかったことを体験しよう、
という提案をしてあげることによって、

どこへ行こうか迷っていたけれど、
ココに行ってみたくなった。
ココに決めようという人を増やすのです。

それでようやく、
他の海外と同程度のお客さんを確保するようなことが実現できました。

日本の留学エージェントからも太いパイプと
深い信頼を得られるように、と、
定期的な出張の他、留学フェアへの参加、
旅行雑誌の撮影アシスタント、芸能人の短期留学のコーディネイト、などなど
ますます忙しくなってきました。

日本は空前の短期留学ブームもありました。

芸能人の短期留学は
けっこう話題になり、
エッセイや本を出版したりなどの
人も多く、
それに刺激されたOLさんも
2週間ほどの有休を取って、
プチ留学して
英会話のブラッシュアップはもちろん、
フラワーアレンジメント、
ニュージーランドのお菓子作りを現地のパティシエから学ぶとか
ボーンカービングの教室に通う、
テディベアを作る先生の家にホームステイ・・など
こういった企画や提案はどんどんしました。(笑)

この時期以降は
留学エージェントにとっても、
過渡期だったようです。

それまでワーキングホリデーや短期留学を主に手掛けていた
提携先のエージェントは
同業他社からの煽りをうけ、

ある教育教材などの出版社と手を組むことになり、

そこで、留学の枠を広げ、

高校留学に手を出すことになりました・・・

少しお金持ちの日本人の親が出資者です。
日本の高校にまともに行けない子供たちを
留学という名で、海外に出し、
数年たって、高校卒業の資格を出し、
帰国。
そこそこの英語は話せるという程度ですが
これはうまくいけばの話です。

わがままで中途半端にお金があって、
日本ではロクな子供にならない子・・を預かる仕事が増えたのです・・・

優秀な子もわずかですが中にはいました。
でも、そうじゃない子もいます。(その方が多いです)

平気でうそをつく子、

自殺未遂をする子、

拒食症なのを黙って、
吐いたものを袋に入れて、部屋のワードロープに隠す子、

出入りしてはいけない酒類の置いてある店で補導される子、

こんなことが増えてくるようになりました。

もちろん、面倒をみる費用も上乗せはしていましたが
そんな子ばかりを見ていては
他のお客さんにも迷惑がかかります。

責任者を人に任せられないため、24時間体制で携帯を持ち歩き、
毎日、時差のある日本からの連絡、学校からの連絡、
その他飛行機のキャンセルや遅延なども
どんどんストレスが蓄積されてしまい、

ひどい頭痛もちになってしまいました。
頭痛の原因(もちろんストレスも原因の一つですが)を
現地で検査を受けてもわからず、不安になっていたので、
留学フェアで日本に帰国した際、
今の主人(20代の頃の彼でした)に
予約を入れてもらい、
脳ドックに入りました。

現地に戻って1か月後、

脳動脈瘤が見つかったとの報告があり、

今まで低血圧だった血圧がびっくりするほど高くなっていたということもあり、

このままではいけない・・・と思うようになりました。